★★★★☆ゴーグルを着ければそこにはノスタルジックな光景が広がります。
昔懐かしい木造家屋の中に主人公がいて、家具や家電製品もレトロなものばかりで一見昭和時代の設定なのかと思いきや、照明は丸型シーリングですし、机の上には修正テープなんかも置いてます。まして主演のニコさんが着ている服は現代風なので、どっちなのかよくわかりません。あえてそのへんは曖昧にしてるのかもしれません。ニコさんは何色にも染まってない感じで感情を表に出すタイプでもなく、言葉数少なめで淡々と進んでいきます。パート1だけでエッチを一通り終えてしまうのでこの後の展開大丈夫かなと思いましたが、一杯のラーメンを2人で分け合って食べたり、銭湯上がりにまた交わったりと「神田川」な世界観を体験できます。ワタシ的にはエッチのシーンよりもラーメンを食した後、縁側の椅子に座ってニコさんがオ○ニーしてるのを鑑賞するシーンにエロスを感じました。この構成も悪くはないのですが、例えば昔と現代の2シーン構成で、回想とか夢オチにして、ニコさんには当時付き合ってた彼女と自分の娘の2役を演じてもらう、そんな展開のほうが哀愁もあってお話に入り込めたんじゃないかなと思いました。